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マニュファクチュール REUGE/リュージュ




オルゴールの製作には製造開始から完成までおよそ3ヶ月かかります。
その工程を少しご紹介いたします。



アレンジャーが、楽譜をもとにメロディをオルゴール用に編曲します。
響きのよいメロディをオルゴールが奏でるために、この編曲には長時間の作業を費やしています。
アレンジャーが決めたメロディをシリンダーの円周上に配置して、機械でシリンダーのメロディの位置に小さな穴を開けていきます。
その穴に針ほどの細い鋼線を挿入、切削し、ピンの形状を切り出します。
職人がひとつひとつルーペを使い手作業で注意深くシリンダーを検査します。
ピンが不足していたり、歪みがあったりしてはいけないからです。
1本でも不足している場合には手作業でピンを差し込んでいきます。
シリンダーの内側に樹脂を塗布し、すべてのピンを固定します。
そうすることにより最高の音質が保たれ完成するのです。
この樹脂は、マニュファクチュールと呼ばれる製品を一貫して製造する工房それぞれ、代々受け継がれる為、その成分は企業秘密となっています。もちろんリュージュもマニュファクチュールのひとつです。
コーム、速度制御装置、ゼンマイハウスは、鋼鉄と真鍮でできており、20世紀初頭から動き続ける精度の高い金型によって板から打ち抜かれ、高い精度の部品として誕生します。
フライスと呼ばれる工作機械を使い、鋼鉄製のコームに櫛歯を作り、出来上がったコームを800℃まで加熱した後、油につけ冷却するという焼入れ処理を行いコームの高度をより高くします。高度が高くなりすぎてものは焼き戻しをして、オルゴールのコームとして最高の硬さと弾力を得るのです。こうすることによってリュージュの音色を守っています。
櫛歯に重みを加えて丸みのある澄んだ音色を放つように、コームの低音側の櫛歯の下には鉛を流し込みます。その後鉛を切断し、1本1本独立した櫛歯ができあがります。
オルゴールの音色の鍵を握るのは櫛歯の振動です。コームはピアノと同じように調律する必要があるので、職人はまず1本1本振動数を確認し、次いで櫛歯を1本1本個別に研磨して正しい音階に調律します。
双眼拡大鏡を使い熟練の職人がピンセットで高強度なケブラー製のフエルトを櫛歯に挟んでいきます。こうすることによりフエルトが余計な振動を抑え、澄み切った音色を可能にします。
オルゴールのムーブメントはひとつひとつ手作業で組み立てられています。細かいパーツをチェックしながらベースプレートに組み付けていきムーブメントが完成します。
コームの取り付けはオルゴールの製作において最終段階における最もデリケートな作業です。コームはシリンダーの真正面で、左右にずれても遠すぎても近すぎてもいけません。シリンダーに植え付けたピンが櫛歯1本1本に正確当たらなくてはいけないからです。
職人はこれまで養ってきた経験と音感を頼りに完璧な音色を作ります。
最終検査が済んだらムーブメントを宝石箱に取り付け完成です。